(1)水源
河川、湧水、雨水をためた貯水槽などを用います。水を送るために、水源と圃場との間の落差による自然圧、ポンプによる加圧のいずれかによる圧力が必要になります。圧力が不足する場合には圃場をブロックに区切ります。高すぎる場合には減圧弁を使います。
(2)導水
水源から潅水チューブまでをパイプでつなぎます。塩ビ製パイプであればパイプ同士を専用の接着剤で接続します。ポリエチレン製パイプの場合は、パッキンの付いた接続口に差し込んでキャップを閉めて接続します。120~140メッシュ、130~100ミクロンのフィルターを通し、砂等の異物の混入を防ぎます。また、潅水の開始と停止のために電磁弁またはコックを設置します。
(3)潅水チューブの設置
孔の間隔や大きさなどを考慮し最適な潅水チューブを選択し、接続します。
巻き取り
収穫を終え潅水チューブを片付ける際、購入したときのような状態に巻き取る事で、収納しやすく、次回の使用時も簡単に延ばすことができます。絡みやすく、巻振れが起こりやすいので、巻き取り機を使います。
チューブのストッパー
潅水チューブの水抜きや掃除、展張する際には、ストッパーを使います。末端と中間双方に使用でき、クリップタイプの物、チューブを折り曲げるタイプのもの、水圧の力で水の流れを止めるものなどがあります。